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上遠野浩平『ブギーポップ・リターンズ VSイマジネーター』

読んだの一週間以上前ですが、風邪を引いて頭が全く回らないので感想を。
 昨日は38度台後半まで熱が上がってインフルではと怯えていたのですが下がって一安心。
 それにしても今日は暑いですねー。20度くらいあるんでしたっけ。普段から割りとやる気がない方ですが、この時期のけだるい空気(花粉入り)を吸うといっそうやる気が出ません。大学受験に失敗したのもこれが原因ではと思うくらいです。
 ということで感想に入りたいのですが、なんというか、かなり面白く読めたのですけど、色んな人が色んな感想を書いている有名作品なだけに、今更僕がなにか言うようなこともない気がします。
 設定やプロットのアラを指摘することは簡単です。
 織機さんのほうに気をとられすぎて「イマジネーター」についてほとんど掘り下げられていなかったというのが一つ。そもそも飛鳥井とイマジネーターの設定のリンクが弱くないか。
 あとはブギーポップの立ち位置とかかなあ。
 この作品のクライマックスは間違いなく末真和子が飛鳥井とマンツーマンでモノ申すところでしょう。
 「人の心の欠陥を埋めたい」と言う飛鳥井に対し、末真は「ブギーポップに助けてもらいましたから!」と。超意訳すると、「自分は不完全であることを肯定してもらえたからもう大丈夫なんだ」と言います。このへんの対比も少し引っかかりました。この論理に従っていくと、セカイの敵の敵たるブギーポップはあらゆる変化を否定するバランスの悪い存在になってしまったりしないのでしょうか。

 まあ、そんなに深く考えずに書かれてるような気がしなくもないのですが、この作品の場合はそれでいいのかな、という気がします。そういう不完全なところも作品の魅力になっているのが「青春小説」らしさだし、作者のセンスなんだろうと。

えらい中途半端な感想ですが、このへんで.